スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アウトリーチが叶わない

要支援者のもとへ出向いて支援 私たち福祉職は、もうどうしようもない状況にある支援が必要な人にこそ、支援に繋がりにくいことを知っています。 だから、福祉職は「アウトリーチ」を実践しています。 アウトリーチとは、私たち支援者が要支援者の生活圏へ出…

来談者中心療法的な面談の限界を体験

保護者さんはお子さんの「環境」 スクールソーシャルワーカー(以下SSW)の業務の一つに「子どもの環境にはたらきかける」というのがあります。 子どもにとっての環境として、その子の親、兄弟、同居の親戚、学校の先生、友達、近所の知人など、こういっ…

ワンダウンポジション

プロカウンセラーが教える対人支援術―心理・医療・福祉のための実践メソッド 作者:大谷 彰 金剛出版 Amazon クライエントの位置まで下がる 私たち対人支援の専門職は、ワンダウンポジションを心がけることがクライエントと良い関係を構築し支援をスムーズに…

予定通りにはいかないSSWの仕事(と私事)

1時間ほどの勤務の予定が その日は、2校での勤務でした。 始めにA校へ。 A校は今年度に入り登校を渋っているお子さんがいて、そのお子さんの保護者さんの相談にのってあげてほしいとの依頼を受けました。 相談に乗る前にお子さんの登校の様子を観察させて…

SSWを支援員扱いする先生

SSWは支援員に見えてしまう スクールソーシャルワーカー(以下SSW)は先生方に支援員のように見えている、というのがあるようです、 SSWは困難を抱えたお子さんの直接支援として、興奮状態のお子さんを落ち着かせるために一緒に居たり、別室登校(注1)のお…