スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「ちょっと」とは?

Aさんの「ちょっと」とB先生の「ちょっと」 職員室に来たAさんは、B先生に「ちょっと待ってて。」と言われ待っていました。 そしてAさんはその後かなり不機嫌な様子となったので、 C先生が不機嫌の理由を聞いてくださったのでした。 するとAさんは 「ちょっ…

無意識の行動を意識化させる

下校時の様子を観察 子どもたちの下校時間まで勤務した日は必ず下校の様子を観察します。 たまに、帰るのを渋ってだらだらとその場にいる子もいます。 稀ではありますが、「帰りたくない。」と深刻な雰囲気を醸し出す子もいます。 そういった子がいないかな…

『学校の役に立つ』から始める

勤務時間より長い移動時間 私はケース会議のためだけに勤務することがあります。 私が勤務する学校はどこも自宅から1時間以上かかり、ケース会議は約1時間、 準備や記録などの時間を入れても勤務時間は1時間半から2時間程度。 つまり、勤務時間より移動…

『子ども理解と支援に向けた発達障害の特性と対応』の研修

校内研修に参加させてもらう 定期的に訪問させていただいている学校で勤務の日に 先生方の校内研修が重なってしまいました。 そうなると、子どもたちは早めに下校してしまうし、 先生たちとも話ができない、勤務をやめた方が良いかと相談したのですが、 研修…

「支え合いを当たり前に」を願う

認知度低いスクールソーシャルワーカー スクールソーシャルワーカー(以下SSW)活用事業が始まったのは 2008年度からで今年度13年目になります。 私が担当する自治体で始まったのはそれよりもずいぶん後ですので、 SSWが何をしてくれる人なのか…

アポなし家庭訪問

アポなし家庭訪問を頼まれる 私がご相談を受けるケースは登校が安定しないケースが多いです。 そして、稀ではありますが、急にアポなしで家庭訪問を頼まれることがあります。 その日も私が来校するや否や、急にAさん宅への家庭訪問を頼まれました。 学校とし…

卒業校でゲスト講師

スクールソーシャルワーカーの認知度を上げたい スクールソーシャルワーカーの認知度は低いです。 昨年、新1年生説明会でスクールソーシャルワーカー(以下SSW)を 知っているか保護者に挙手をお願いしたところ、 挙手は私が見た限りでは1名でした。 また…

SSWは意思を持った伝書鳩

外部と繋ぐ スクールソーシャルワーカー(以下SSW)は「繋ぐ人」と言われることがあります。 例えば、生活困窮家庭を子ども家庭課に繋いだりすることから そういった言われ方をするのかもしれません。 なので、先生方はSSWは困り感のある家庭を外部機関に繋…