スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

頼ってもらえるから頑張れる

A校の事情 年度末、私の担当のA校のスクールカウンセラー(以下SC)が学校の予想に反して辞めてしまいました。 SCの配置については、私の勤務する自治体では県が行っています。 聞いたところによると、一つの学校に最大6年勤務し、最低3年は勤務してほしい…

事務処理上は終結だけど気持ちの上ではできない事例

不登校ではなく登校拒否 「学校へ行く意味が分からない。」 と言ったAさんは、登校を拒否していました。 Aさんの保護者さんは、私たちの前で穏やかな口調で親として学校へ行ってほしいこと、なぜ行ってほしいと思うかなどを丁寧にAさんに説明していました。 …

安心して終結できた事例

一筋縄ではいかない 私たちスクールソーシャルワーカー(以下SSW)のかかわる案件は、 いろいろな事柄が絡み合っているようなことが多いです。 例えば、片親、その親が体が弱く働くことができない、 働ける子どもが生活費を稼ぎ、まだ働けない子どもが家事や…

保護者さんより先に涙ぐんでも気持ちを戻す

スクールソーシャルワーカーも面談します スクールソーシャルワーカー(以下SSW)の仕事の一つに保護者さんとの面談があります。 スクールカウンセラー(以下SC)に相談する、というのはだいぶ根付いてきていて、忙しいSCさんだと、予約がなかなか取れない、…

緊急保護者会の出席も業務の一つ

緊急保護者会はない方がいい お子さんが多大な迷惑をかけてしまい、被害を受けたお子さんたちの保護者さんが学校へ声を上げると、「緊急保護者会」というものが開かれることがあります。 緊急保護者会に出席したい人なんて一人もいないと思います。 緊急保護…

あいさつ回り

あいさつ回り タイトルをあいさつ回りにしてふと思いました。 あいさつ回りって、会社勤めの人はするのでしょうか? 私の人生の中で「あいさつ回り」は、仕事では、家庭児童相談員をしていた時とスクールソーシャルワーカー(以下SSW)をしている今、日常生…

急遽面談、急遽同行支援

意欲が強みのAさん Aさんとは定期的に面談をしています。 Aさんは発達特性があり、いろいろな場面で困難さがあります。 でも、Aさんには意欲があります。それはAさんの最大の強みの一つだと思っています。 その日はAさんの保護者さんと面談で来校したのです…

アドボケイトを大事にする~子どもの思いを聴き代弁する~

誰にも言えない思いを聴く 子どもは、親には言えない、先生には言えない、友達には言えない、といったことがあります。 その理由は様々で、わかってもらえないだろうから、とか、怖いから、とか、心配かけたくないから、などがあります。 スクールソーシャル…