スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

予定通りにはいかないSSWの仕事(と私事)

1時間ほどの勤務の予定が

その日は、2校での勤務でした。

始めにA校へ。

A校は今年度に入り登校を渋っているお子さんがいて、そのお子さんの保護者さんの相談にのってあげてほしいとの依頼を受けました。

相談に乗る前にお子さんの登校の様子を観察させてほしいと私から学校にお願いし、登校時間に合わせて学校へ向かったのでした。

A校は我が家から1時間ほどかかります。

6時前に起き、6時40分ごろ家を出ました。

朝がものすごく苦手な私はかなり大変でした。

無事に学校へ着き、お子さんの様子を見ると、まったくもって普通で、むしろ他のお子さんよりも元気なくらいでした。

私はこの日のA校の勤務は、このお子さんの様子を観察し、記録を書いて終える予定でしたので、おおよそ1時間程度で勤務を終える予定でした。

ところが、教頭先生が、せっかくだから校内を見て回ってほしいとおっしゃったので、授業の様子を見させてもらっていました。

ちょうど回り終えたところで、保護者さんにしがみついているBさんと、それを見守る担任の先生が目に入りました。

こういった時、普段なら支援員さんが対応してくれるはずなのですが、その日は支援員さんはお休みの日だったようなので、私が対応することにしました。

保護者さんにはタイムリミットがあり、その時間になると手を振りほどいて走り去っていってしまいました。

もちろんBさんは大泣き。

私はそれをなだめて背中をさすっていました。

Bさんはしばらくの間、昇降口から保護者さんが走り去ったその方向を見つめていたのでした。

Bさんがクラスの活動に入れるようになるのに2時間くらいかかりました。

私はその間Aさんが何に困っているかを会話の中から探っていました。

もちろん、すぐには会話にはならず、最初は無反応。

そりゃあそうですよね、いきなり見知らぬおばさんに腹割って話せるなんてことはあるわけはなく、じっくり仲良くなり、おうちでの様子などを聴いたのでした。

そんなこんなで結局お昼近くまでA校で勤務したのでした。

お気に入りのパン屋の予定が

教頭先生が、

「こんな時間まで勤務の予定じゃなかったのにね、給食食べてく?」

と、声をかけてくださいましたが、

「C校の勤務まで時間あるので途中でランチします♪」

と返事をしました。

もともと1時間程度の勤務の予定だったので、

「勤務終わったらモーニングに行く予定です♪」

と、冗談交じりの会話を教頭先生としていたのでした。

A校の勤務後はお気に入りのパンのお店に行くことを決めていて、時間は予定より遅くなりましたが、お店に到着!が、まさかの休み。

こんなことならお言葉に甘えて給食食べさせてもらえばよかった~、と後悔。

私のランチはコンビニのパンになってしまいました。

B校ではおおよそ予定通りの時間に勤務を終えることができたので、終わりよければすべてよし、の気持ちで帰宅しました。