スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

頼ってもらえるから頑張れる

A校の事情

年度末、私の担当のA校のスクールカウンセラー(以下SC)が学校の予想に反して辞めてしまいました。

SCの配置については、私の勤務する自治体では県が行っています。

聞いたところによると、一つの学校に最大6年勤務し、最低3年は勤務してほしいということになっているようです。

その辞めてしまったSCは今年度が2年目の予定だったので、まさか辞めるとは学校は思っていなかったのです。

私たちスクールソーシャルワーカーの配置は、市町が独自に行っています。

私の勤務する自治体は基本的に変更しない方向ということで、私は今年度もA校に勤務することが3月の時点で確定していました。

そんな話を教頭先生としていたところ、

「今のSCは来年度いないから、ヒロさんだけが頼りですよ~。」

とおっしゃってくださいました。

A校では、その前の年のSCもSC本人の希望で3年で異動したということで、SCに対し、頼っても自分から異動したり辞めたりしてしまう、という思いが学校にできてしまったようです。

私はSSWとして、もうどうしようもない崖っぷちで小石がころころと落ちていくのを、私たちは落ちないように、手を取り合い支え合う関係でいたいと思っています。

B校での出来事

担当校のB校でもSCが変わってしまいました。B校のSCも辞めてしまったのです。

B校では、新年度早々登校を渋るCさんがいて早々に手を打とうとしてくださっていました。

新年度は一般的に子どもたちは心機一転頑張ろう、と登校は安定している子が多い中、Cさんに何があったのか気になるところです。

学校としては、困っているだろうお母さんとSCかSSWを繋いで事態を好転させようと考えてくださっていました。

こういった場合、基本的にはSCが面談するのが一般的ではあります。

しかし、教頭先生は、今回はヒロさんに頼んだ方が良いと思って、とおっしゃってくださいました。

そこで教頭先生がぽろっとおっしゃったのが、SCがどんな方かまだ分からないから、ヒロさんならね、大丈夫だから、と。

要するに、わからない人には任せられない、私は実績があるから安心、ということなんだと思います。

今までの実績が認められていること、頼っていただけていることを感じられ、とてもありがたい気持ちになりました。

A校の教頭先生にもB校の教頭先生にも頼っていただけて、それが私の頑張りのもとになっています。