スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

SSWを知ってほしい、活用してほしい

 

 

管理職が替わると活用状況が変わる

スクールソーシャルワーカー(以下SSW)を活用してくださるかどうかは、まず、SSWを知っているかどうか、だと思っています。

SSWが何をしてくれる人なのか、先生方が分かってくださっていないと私たちの活用にはつながりません。

そして、残念なことに、管理職が替わると活用されなくなる、といったこともあります。

例えば、管理職がかわったことで、A校では、定期的に行われる会議に参加しなくていい、という話になりました。

B校では、定期的に開催してくださっていた会議がなくなってしまいました。

C校では、SSWとして支援が必要と思われるお子さんを伝えたところ、見守り、ということになり、実質具体的な支援を話し合うことすらさせてもらえない状態になりました。

SSWの先輩から伝えても変わらないもどかしさの話は聞いていましたが、SSW4年目になりひしひしと実感するところとなっています。

知ろうとしてくれる、活用しようとしてくれる

その日、D校の保護者と面談後、概要を教頭先生にお伝えしたとき、今度ケース会議行うので参加してほしいです、と伝えていただきました。

こちらから提案せずともケース会議の開催を検討して下さったこと、参加を依頼してくださったことをとてもありがたく思いました。

E校では、私の前に座る先生がSSWについていろいろ質問してくださり、「必要としている学校いっぱいありますよね、きっと。」とおっしゃってくださいました。

F校の教頭先生は、ヒロさんとゆっくり話したいから、子どもたちが居ない時に来てもらってもいい?とわざわざミーティングの時間を作ってくださいました。

こうやって、知ろうとしてくださる先生や活用しようとしてくださる先生方のおかげで心折れそうになっても頑張ることができています。

学校外の人たちにも知ってもらいたい

先生たちにSSWを知ってもらうことは、活用されるために最優先にしたいことです。

また、先生たちだけでなく子どもに関わる大人たちに知ってもらうことも活用を促すと思っています。

というのも、病院の心理師さんがSSWを保護者さんに紹介してくれたおかげで、保護者さんから学校へSSWに家庭訪問してもらいたい、という依頼が入ったことがありました。

なので、地道ではありますが、プライベートの時間(例えば美容院など)に自分がSSWであることと活動内容をお伝えするということも細々とやっています。