毎日少しずつ『子どもの権利条約』を読んでいます。
昨日第20条から読んでいくと、里親や養子縁組について書かれていました。
私はタイのバンコクに住んでいたことがあります。
そこで欧米人の高齢夫婦とタイ人と思われる幼い子で歩いているのを時々目にしました。
不思議に思いタイ事情に詳しい知人に尋ねたところ、
隠居生活をしている欧米人高齢者が、
恵まれないタイ人の子どもと養子縁組することがよくあるとのこと。
日本で暮らしていた時そういった光景を目にすることは無く、
養子縁組は私にとって身近ではありませんでした。
この話を聞き、なぜ日本では養子縁組が身近ではないのだろう、
と疑問を持ち、今もその疑問のはっきりした答えは見つかりません。
そして、日本人固有の意識が関係しているのだろうと思っています。
どんな意識がどのように働いて里親や養子縁組が身近なものにならないのか、
気になるところではあります。
ただ、原因を知ったところで変えられるものはないのかもしれません。
難しいことではあるけれど、
恵まれない子どもが少しでも良い環境で育っていくために、
日本でも里親や養子縁組が身近になると良いと思っています。