スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

あいさつ回り

あいさつ回り

タイトルをあいさつ回りにしてふと思いました。

あいさつ回りって、会社勤めの人はするのでしょうか?

私の人生の中で「あいさつ回り」は、仕事では、家庭児童相談員をしていた時とスクールソーシャルワーカー(以下SSW)をしている今、日常生活では引っ越ししたとき。

ということは、「あいさつ回り」は、あまりなじみがない行いなのかもしれない、と思いました。

思い出してみると、家庭児童相談員をしていた時の同僚が「あいさつ回りなんて時間の無駄だと思う。」と言っていました。そして、わたしもそう思っていました。

SSWとなった今は、家庭児童相談員のあいさつ回りは無駄かもしれないけれど、SSWにとっては大事な時間のように思っています。

直接会うことで得られる言葉にならないもの

直接会った時の雰囲気、行動、話し方、話の内容などで、お互い言語化できない部分も含めて相手を知ることができるのは、会うからこそと思うのです。

以前から心理学を勉強している中で、「無意識」というか、言葉にならない思いの重要性を私は感じています。

「会う」ということで、無意識に相手を受け入れるのか否か、みたいなことも決まっていくのかもしれない、なんてことを考えています。

第一印象を良くする工夫

だからこそ、第一印象は大事だと思うのです。

学校にしてみれば、紙っぺら1枚でSSWはヒロさんですと通知されても、どんな人かわからないのに相談できない、となってしまうと思うのです。

なので、第一印象が良くなるよう服装やメイクにもちょっと気をつかっています。

顔色が明るく見えるように上半身はアイボリーにし、眉毛は少し下がり気味に描くことで、柔らかい印象に見せます。

それが功をなしたのか、A学校の帰り際に、「あ!今日子育てについての相談したいって保護者さんいたんですけど、そういうの、SSWさんでもいいんですよね?」と言っていただけたので、私のちょっとした工夫が実を結んだということにしようと思います。