スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

4年目にして初の『SSWだより』

SSWの知名度を上げるために

私はスクールソーシャルワーカー(以下SSW)になり4年目となります。

この仕事に就いて感じたのは、SSWをわかってくれている人の少なさ。

一般的に知られていないことはもちろんのこと、学校内でもわかってもらえてないな、と感じることが時々あります。

以前のブログにも書きましたが、支援員と同等と捉えていらっしゃる先生やスクールカウンセラー(以下SC)との違いがよくわからない先生もいらっしゃいます。さらに、知ろうとしていないのかも、と感じるような先生もいらっしゃいます。

SSWについて聞かれたときには適切に答えられるよう答えを自分の中に持っていること、また、依頼があればSSWについての説明をするなど、やれる範囲でSSWについて伝えていくことはしていました。

例えば、修了した専門学校のゲスト講師のような公的なもの、そして、このブログ、普段の生活でも自分がSSWであることを公言し、それって何?と聞かれたときは答えています。

SSWだよりを作ることを決意

私は、SSWは消防士さんのような人だと思っています。

普段は必要ないし、意識にも上らない、でも、いざというときに役に立ち、お世話になったとしてもそれは当たり前、後々まで感謝されることはなく日常を取り戻せば忘れ去られていく人、そんな風に思っています。

SSWを知ろうとしない・かかわりたくないオーラを出されている先生は、日常がうまくいっているのだからそっとしておこう、そんな気持ちで過ごしていました。

でも、いつまでもひっそり仕事をするわけにもいかない気がしていました。

日常うまくいっていると先生は思っていても、私から見ると心配、といったお子さんもいます。

アウトリーチを考えたとき、やっぱりSSWをわかってくれていないと入り込めないと思ったのです。

知ってもらうためには自分が勤務する学校への広報活動が必要、それで、『SSWだより』を作ってみることにしました。

作成後約半年寝かせての配布

SSWだよりは年度初めに見てもらうつもりで作り、ずっと仕事カバンに入れていました。

でも、お忙しいであろう校長先生に、「見てください」がなかなか言い出せず、結局作ってから半年も経ってから見てもらったのでした。

どの校長先生も「それはありがたい。」とおっしゃってくださり、もっと早く見てもらえばよかったと後悔しました。

さらに、「回覧なんてもったいない、配りましょう。」「先生たちは○○のことも知らないと思うから次回以降に記事にしてね。」とお言葉をいただき、次も早く作ろう、という気持ちになりました。

また、校長先生は、私のことも育ててくださっている、と、ありがたい気持ちにもなりました。

みなさんの目に触れるまでに約半年も寝かせてしまったSSWだよりでしたが、今後は寝かさずに皆さんに見ていただこうと思います。