スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

救われる・労われる・頑張れる

私の勤務は不定期です。

私は更年期障害の症状があったり、自己免疫疾患だったり、

精神的脆弱性もあったりするので、

基本的に週に5日の勤務にならないよう調節しています。

しかし、その週は、「どうしてもこの週で!」といわれる案件が重なり、

週に5日の勤務となってしまいました。

その週の始まり、私は「サザエさん症候群」を久々に体験しました。

その週が始まることが憂鬱でたまりませんでした。

 

月曜日、子どもとの面談のため出勤。

いきなりのイレギュラーが発生しました。

なぜか保護者と子ども家庭課職員が来る、と担任の先生から知らされ、

しかも担任も私もその理由がわからない、

よくわからないまま面談し、結局のところ学校への要望があったようで、

それを私が学校へ伝えることとなりました。

いつも通り担任に面談内容を伝え、続けて保護者からの要望を伝えると、

なぜか担任は怒りモードに。

担任の話をよくよく聞くと、要望に対して納得できないようでした。

担任に伝えたことを後悔しつつ、教頭先生に保護者の要望を伝えると、

全てについてその場で今後の対応をささっと伝えてくださり、

安心して帰宅できました。

 

火曜日、ケース会議のため出勤。

会議前に教頭先生と打ち合わせしていたところ、

司会を頼まれた上、それ私が言うの嫌だな、といったことの発言も頼まれました。

会議が始まり、発言のタイミングを見計らっていたところ、教務主任がそれを発言してくださいました。

会議後、教務主任にお礼を言うと、私と教頭先生の話が聞こえていて、自分も常々そう思っていたから発言したとのことでした。

「会議前の打ち合わせが大事」と以前スーパーバイザーに言われた言葉はこういったことなんだ、と体感できました。

また、司会について、校長先生が進行や板書をものすごく褒めてくださいました。

教務主任に救われ、校長先生に労われ、前日のもやもやが少し晴れた思いになりました。

 

水曜日、子どもの観察のために出勤。

出勤してすぐ、「数分前に欠席連絡入りました~。」と先生から。

しかたがないのでその子さんについて情報共有して勤務を終えました。

そして帰り際、養護教諭に呼び止められました。

そのお子さんについての話の続きと、その他諸々を話している中で、

「ヒロさん(スクールソーシャルワーカー)天職だと思う!」を会話の中で何度もおっしゃってくださいました。

自分では天職だと思ってやっているけど、周りにもそう思ってくれる人が居ると知るとかなり嬉しく、明日もがんばろう!と思えた週の真ん中でした。

 

木曜日、家庭訪問のために出勤。

そのお子さんは不登校3年目。初めて顔を見ることとなりました。

顔色、肉付き、肌荒れ、声の大きさ、気になることがいっぱい・・・

そのお子さんの後ろで笑顔の保護者さん。

寄り添うことが先、と分かりつつ、介入的にできることは無いのか、

と、複雑な気持ちとなった家庭訪問でした。

 

金曜日、拠点校勤務。

スーパーバイザーが来校し、いろいろ指導を受けました。

いつもより緊張感を伴いつつの勤務。夕方どっと疲労感に襲われました。

 

サザエさん症候群で始まった1週間。

終わると、頑張れた自分に満足でき、自己肯定感に繋がると思えました。

 

 

いろいろあるけど、やっぱり学校は大好きです。

助けてくれる、褒めてくれる、認めてくれる、そういった先生たちがいる学校にくることは、子どもたちにとって最善の利益になると思っています。