スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

若手の先生にリスクマネジメントを教わる

着替えないAさん

基本的に教職員の言うことを聞かないAさん。帰りの会が終わって皆が居なくなった教室に一人、帰りの支度はもちろん、着替えもまだしていませんでした。

しばらくはやり始めるのを待っていましたが、一向に着替えようとしないAさんにしびれをきらし、私はAさんをお膝に乗せ、担任がズボンを脱がせ、なかば無理やり着替えさせたような形になりました。

クレームになるかも

それを見ていた隣のクラスのB先生が、Aさんは賢いお子さんなので「一人の先生に捕まえられて、もう一人の先生にズボンを脱がされた。」と親に話すかもしれない、話を聞いた親は先生たちに不信感を持ち、クレームを言ってくる可能性があり心配だ、と私に教えてくれました。

連携

私はSSWとしては2年目、まだ学校のリスクマネジメントには疎く、貴重なアドバイスをいただけたとありがたく思いました。その先生はまだお若い先生です。なので、私に伝えてくださったことをAさんの担任に伝えるのは難しい、とおっしゃいました。なので、私からAさんの担任の先生にB先生からのアドバイスを伝えさせていただき(もちろんB先生からということは伝えず)、代わりに伝えてきたことをB先生にお伝えすると、感謝の言葉を述べてくださり、安堵の表情をされていました。

若手の力を生かす

若い先生はベテランの先生とは違った知恵や経験をお持ちであるけれど、それをベテランの先生に伝えることは難しいようです。ケース会議はそのハードルを下げる場になるかもしれないと思いました。次回はB先生にもケース会議に参加してもらえるよう管理職に働きかけようと思います。