スクールソーシャルワーカーのひとりごと

守秘義務に配慮して綴っています

リフレクションが習慣化

客観視が苦手

私は元々ものの見方が主観的で客観視が苦手でした。なので、いろいろなことを自分事のように感じたことから離れられず、自分で自分を苦しめていた過去があります。NLPを学んだ時に客観視が苦手であることに気づき、客観的に物事を見られるようになりたい、と意識して生活していたことの積み重ねで、今は自然にできるようになりました。だいたい次の日に自然に前日のリフレクションが始まり、湧いた言葉を書き留めるようにしています。

子どもも同意したけれど

先日、家庭訪問し面談しました。保護者さんと担任の先生はお子さんの登校が安定しないことを危惧しています。お子さん本人は学校に行きたいけど朝目が覚めても身体が重く起き上がれない、と言います。どうしたもんかと1時間ほどそれぞれが思いを伝えあい、週3回遅刻でも良いから必ず学校へ行こう、ということで、お子さんも合意しました。そして私からは、起立性調節障害等の可能性を考え、医療受診を勧めさせていただきました。

学校へ戻り、管理職に今後について決まったことを報告。とりあえず少し進展したと笑顔で情報共有しました。私もこのときはこれがベストだったと思い、笑顔でその日の勤務を終えました。

ベストじゃなかった

次の日、いつも通り自然にリフレクションが始まりました。面談中の話した割合は断然母親や担任が話していた時間の方が長かった、また、大人三人に囲まれた状況で、子どもは自分の本当の思いや考えを言えたのだろうか、と。

昨日は昨日でベストだったのかもしれない、しかし、振り返ると必ず改善点が見えます。次に面談をするときには、お子さんの本当の思いや考えをじっくり聴く時間をもっと意識的に作ろうと思いました。また、そのような機会を作ろうとも思います。そのお子さんは以前に私とも話していますし、スクールカウンセラーとも話しています。うまく言語化できていない思いを聴きだすのが私たち専門職の仕事だと思っています。そして、そのお子さんの最善を見つけたいと思います。